気持ちの話をしているのか、意思と計画の話をしているのか問題
ここ数日、日中はパートナーとかなりインテンシブに語り合っています。
僕らは、お互いの間で感じた気持ちを全て分かち合うことに挑戦しているんだけれど、このところクローズアップされているテーマがあって。
それは題していうなら、「気持ちの話をしているのか、意思と計画の話をしているのか」問題。
ホットでウェットなタイプ(四魂の「愛」)の彼女は、比較的今この瞬間の感情を強く感じながら生きているのに対して、クールでドライなタイプ(四魂の「智」)の僕は過去から未来の計画の中での今について気にしていることが多いのです。
なので僕は気をつけていてもつい、今感じている気持ちのことは気づかないくらいに放っておいてしまうし、彼女は意思と計画という視点が薄い。
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そうするとですよ。
僕は彼女が今の瞬間の感情を語っているときに、意思と計画についての話として聞いてることがけっこうある。最近そのことが問題化する場面がたて続きました。
たとえばだけど、ある物件を見に行って彼女が「この家に住むのは絶対ないな」と言った時。
彼女は、「この家に住むのはとても嫌だなと、今は感じている」という話をしているんだけれど、一方僕は「ふむ、そしたらチェックリストから一つ消えたな。絞り込めた。ひとつ前進。」と思って聞いてる。
で、数日後に他の家を見ていて、彼女が「ここに比べたらこの前の家の方がいいかも。迷うなあ。」とかいいだしたりすると、僕はすっかり混乱してしまうのでした。これじゃあ振り出しに戻るじゃないか。どこからやりなおしたらいいのだろう、って。
こういうすれ違いが、短期的、長期的な人生計画でたくさん起こっていることがわかってきたのでした。
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難しいのは、彼女が「この家に住むのは絶対ないな」という時、彼女の気持ちとしては「この家に住むのは絶対ないな」というのがほんとうに一番しっくりくるので、彼女としてはふつうにほんとうのことを言っているだけ。なので彼女も気をつけていても気付きにくい。
そしてこれまでも、比較的ウェットチームの人たちとの関わりが多かった彼女は、それでさして困ることなく過ごして来られた。
でも僕は、彼女の意思と計画を聞いた上で、自分の身の振り方を決める必要があることがけっこうある。というか、この何年にもわたってそういう選択の連続だったのでした。
で、このすれ違いがあると、僕としては「あのとき君がああいってたから、僕はこうしたのに、なんで言ったこととやることが違うんだ」と、なんだか約束が守られなかったような気持ちになって彼女を責める気持ちが出て来てしまうし、それはちょっと、積年の恨みみたいなトーンを帯びる。(^^;
これは関係性の健全性からするとたいへんよくないです。
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で、ここ最近は僕が以前の彼女の発言をどういう意味として聞いて、それをもとに何を天秤にかけて、どんな選択をしたのか。それがどんなふうに見立てと違っちゃっていたのか。そういうことを図にしたり表にしたりして話しています。
彼女がすごいのは、こういうふうに僕の気持ち、僕の内面で起こっていたことを語るときに、ほんとうにしっかりと尊重して聞いてくれるんだよね。そして、「確かに私の表現が不正確だったために起こったところがあるね。それはごめんね。」って心を込めて謝ってくれたりもする。書いてて改めてすごいなって思います。
僕は彼女こういう性質に本当に救われて来た。
それで、あらためて二人でこの点について気をつけようと、それから彼女はできるだけ意思と計画の話を意識的に取り入れてみる(気持ちの話は当面たぶんこれまで通りにやってしまいそうだから)って言ってくれてるところです。
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